2021年03月22日

ふつ餅

昨日、妹からメールが来ました。「明日、ふつ餅つくりに○○に行くよ」○○は実家です。心がほんわかしました。「ふつ」とは「ヨモギ」のことです。春、ご復活祭(イースター)の頃になると、「ふつ」の新芽が出ます。その新芽を使った餅が「ふつ餅」です。我が家では、両親も子供も甘いものが好きなのでイースターの頃には「ふつ餅」、そしてイースト菌を使った「ふくれ饅頭」はたびたび作っていました。家族が総出で何かの役割をちょっとずつ分担して作るのですが、作るのもいただくのも楽しい思い出です。そういえば、弟が小学生の頃転んでけがをした時、自分の小さい手で「ふつ」を摘んで揉み、擦りむいたところにのせていたことがありました。「そうすればすぐ直る」と祖父に聞いたからと。かわいいですよね。「ふつ餅」で懐かしい気がしたのはそんなことを思い出したからかもしれません。実家に足を運んでくれる姉や妹にいつも感謝しています。一時間位の範囲に住んでいるのでちょっとだけ安心。
春は温かい光の中でのんびりと人の優しさを感じる良い季節ですね。そして別れと出会いの時。たくさんの出会いにそしてお世話になった先生方に感謝を伝えたいですね。
 
*写真はスミレ  魂譲りの言葉は 「スミレのようにつつましく」

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posted by 鹿児島純心女子中学・高等学校 校長 at 20:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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