ネタバレですが、大ちゃんが子どもの頃のある日、桟橋に行き絵を描いていました。そこを通りかかった近所のおばあちゃんが、「なんで海を描かないの?」 と聞いてきます。おばあちゃんの目には、きらきらと輝く海が見えていたから。大ちゃんは、近くに停留していた少しぼろぼろの船を描いていたのです。同じ場所にいて、一番描きたいもの、つまり見えているものは人それぞれだなと改めて思います。人も、世界もその時々で見え方は変わるし、表現のされ方も変わります。表面のことだけに翻弄されないことって大事です。表面に見えてこない真実の姿があるのです。この本にも私たちがどう生きるか考えるヒントが詰まっているような気がします。続きが楽しみです。
次の登校日は2月、早いですね。良い週末を。
