2020年10月12日

将棋盤で冒険させる

将棋と書けば恐らく藤井聡太プロについてと察しが付くのではないかと思いますが、藤井プロが幼い時、将棋教室への送迎時、お母様は階段入り口の階段まで付いていき「どうぞお入りください」と促されても、決して部屋には入らなかったとか。対局の場を神聖な場所ととらえ、また、少年を1人の人間として尊重していたのではないかと評されています。
本校の体育館を利用している新体操クラブの小中学生も、基本は門の近くの駐車場で車を乗り降りします。体育館まで種具をもち、大きなリュックをしょって歩きます。中には学齢期前の本当に小さな子どももいます。体育館の近くまで車で行けるのになあ、荷物がたくさんあって大変だなと思っていましたが、景色を見ながら、校内で出会う人たちに挨拶をしながらという1人の時間は、成長のために大変役に立つというのです。そういう意図があったかどうかわかりませんが、私も小学生の時からよくお使いに行かされていました。嫌いではなかったので、1人でバスに乗ったり、帰りはいろいろな経路を考えて歩いて帰ったりと楽しい思い出です。昭和の平和な時代だったからでしょう。今でもふと旅に出たいなと思う時がありますが、その自由な時間が本当に楽しかったからなのかもしれません。
強くなる人はアンテナを張っています。どうでもいいことの中にたくさんヒントがあるのを経験的に知っているのだと思います。
 
 杉本昌隆著『弟子・藤井聡太の学び方』を読んで

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posted by 鹿児島純心女子中学・高等学校 校長 at 17:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする