
2020年09月30日
じんかん
今村翔吾著『じんかん』読了。戦国時代の悪人の一人として名高い“松永久秀”の半生を語る作品です。『じんかん』というタイトルにも興味があり、手にしました。『じんかん』は漢字で書くと『人間』です。人と人との間つまりはこの世という意味です。主君殺し、将軍殺し、東大寺大仏殿焼き討ちという三大悪を犯した男のイメージで知られる“松永久秀”ですが、世の中の小さい人々の心に寄り添う態度や言葉にジーンとくるものがありました。『じんかん』とは何か、それを問い続けた人生。心に残る歴史小説でした。今放送中の大河ドラマにも“松永久秀”は登場しています。今までと違った楽しみ方ができそうです。


2020年09月29日
三大天使の気分で
今日は、三人の大天使 聖ミカエル、聖ガブリエル、聖ラファエルの祝日です。「ミカエル」は、悪魔と戦った力強い天使で「神に似たもの」という意味があります。私の実家には「大天使聖ミカエル」が悪魔と戦い勝利した絵が飾ってあります。父の洗礼名は「ミカエル」です。祖父母の思いが伝わってきます。「ガブリエル」は、クリスマスの聖劇に登場するのでその名をご存じの方もいらっしゃるでしょう。聖母マリアに救い主の誕生を告げたのも洗礼者ヨハネの誕生をその父ザカリアに告げたのも「ガブリエル」です。「神の力」の意味があります。そして「ラファエル」は、旧約聖書のトビト記の中に出てきます。息子トビアの案内人としてその妻とトビトに癒しをもたらします。「神は癒された」の意味があります。
神の前に座している三大天使が天の高いところから私たちを見ているそのような場面を想像してみてはいかがでしょう。俯瞰するとは文字通り、高いところから見下ろすという意味と、広い視野で客観的な視点で物事をみるという意味があります。時には大天使になった気分で世の中を俯瞰してみるとよいのかもしれません。
神の前に座している三大天使が天の高いところから私たちを見ているそのような場面を想像してみてはいかがでしょう。俯瞰するとは文字通り、高いところから見下ろすという意味と、広い視野で客観的な視点で物事をみるという意味があります。時には大天使になった気分で世の中を俯瞰してみるとよいのかもしれません。

2020年09月24日
有意義でした私の連休
皆さんは連休をどのように過ごしましたか。朝は涼しかったですね。季節が変わっていくなと感じながら午前はのんびりとあちこちを眺めながら歩き、夏と違う顔を見せてくれる花々や自然と出会いました。花壇の世話でちょっとした汗をかき、午後はオンラインでコロナ後の社会やSDGsについて学び、講演を聞いた後、グループに分かれてのセッションでした。コロナ禍でZOOMを使う機会は増えていますが、何と言っても自宅に居ながら、住む場所も職種も年齢も異なる方々と意見交換ができ考えるヒントをもらえて大変刺激を受けています。話者の顔がよく見えるところもいいなと思います。イベントでは「オトナSDGs文化祭」が大変興味深かかったです。グループでのセッションも楽しかったのですが、イベント終了後も数人で質問や意見交換が続きそれももっと勉強になりました。SDGsの理念は「誰ひとり取り残さない(No one will be left behind)」です。そしてSDGsは世界すべての人に共通する「普遍性」が特徴です。参加者の一人が「私たちが一人ひとりの幸せのために何ができるかですよね」と仰っていました。カトリックという意味に「普遍性」ということが挙げられます。シスター江角は、「うんと実力があって、しかも威張らず、清らかで柔和で、人の嫌がることは何でも恩を着せずに喜んで引き受ける、そのような人を育てたいのよ」「一番幸福な人は、人さまに喜ばれる人」という言葉を残しています。「神様にも人にも喜ばれる女性の育成」これが純心の建学の精神です。SDGsの精神は純心の建学の精神と同じだなと思いました。
今日頂いた質問は、「あなたが思う、取り残されている対象は何ですか」でした。心に刺さる質問でした。まずはそこからと思いました。


今日頂いた質問は、「あなたが思う、取り残されている対象は何ですか」でした。心に刺さる質問でした。まずはそこからと思いました。


