合掌はなぜ美しいのでしょう。「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさま」、感謝や畏れが、自然と手を合わせる行為になります。そして、手当のことばもありますが、手は力を与えます。
西遊記の中の話で、孫悟空が得意の足で雲に乗って遠くに行きそこで見つけた柱に自分の名前を書き、帰ってきて得意になって報告をしたらそれはお釈迦さまの指に書いた名前だったと言う話が好きで、「所詮そういうこと」と思う時があります。結局は、手の中で躍っているだけで、やっているのは小さいことなのだとか、守られているのだとか、私の中では、フウッ〜と息をつきたいときに掌で休んでいる自分を想像します。あまり力まなくても大丈夫。さて、5月も終わりです。感謝しつつ、よい週末を過ごしてほしいです。