2018年05月28日

歌は祈り

カトリックミッションスクールである本校では、毎朝、放送に合わせて聖歌を歌うことから一日が始まります。放送室にはオルガンの伴奏者と合唱隊の有志が、時にはや教員の有志が入ることもあります。今週はスペインのバスク地方の聖歌から「きよけき おんみのみ手に」という曲です。今日放送で流れた声は教員の声でした。校舎を出て耳を澄ませるとそれぞれの教室から歌声が聞こえてきました。先生方の声も響いてきました。感動。

5月28日は聖母行列でした。純心短大の学生や教職員、ザビエル教会や鴨池教会の教会学校の子ども達も一緒にマリア様を讃えて祈りました。ラテン語の「聖母賛歌」はいつ聞いても歌っても「いいな〜」と思います。1年生は、入学式の日初めてこの曲を耳にしました。そして全校で歌ったのはこの日が初めてです。2か月足らずで歌えるようになります。これも感動的です。中高時代に歌った聖歌を卒業してから口ずさむことができるのも純心生ならではです。


*写真は、ボランティア部と園芸部が蒔いた「ひまわり」です。福島県から届いた種です。
復興のためにできることを少しずつ続けたいものです。
 
ひまわり1 (2)_R.JPG

ひまわり2 (1)_R.JPG
posted by 鹿児島純心女子中学・高等学校 校長 at 13:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月07日

あおばわかばに

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中高事務室前から正門方向


あおばわかばに

あお葉わか葉に 風かおりて 
せせらぎに聞く 奇(く)しき調べ 
木かげに立てる とわのみ母 
みもとに行き 我らいこわん

わかくさ萌(も)ゆる 春の野辺(のべ)に 
一本(ひともと)咲ける その白百合 
操(みさお)かぐわし とわの処女
いざ称えなん ひとの鑑(かがみ)と

みくに慕いて み名呼びつつ 
雲雀あがれる あおきみ空 
高きこころの とわの后(きさき)
あおぎまつり 称え歌わん


随分前のことですが、一人の卒業生が、カトリックの教会で手作りの結婚式を挙げたいと相談にきたことがあります。式中に聖書の「愛の讃歌」(使徒パウロのコリント人への手紙)をぜひ読みたい、そして、「あおばわかば」という聖歌もぜひ歌いたいと。在学中、5月の「マリア様の月」に歌った思い出深い、大好きな歌ということでした。ただ、結婚式は、翌年の秋。悪くはないんだけれど・・・。と思いつつ。毎年「マリア様の月」、5月になると、この卒業生を思い出します。
朝礼の時、生徒の読んでいる聖書に何気に目をやった時、マーカーでしるしをつけていることに気が付いたことがあります。彼女曰く、「この言葉好きなんです。」

生徒たちのことばに、ほっこりさせられることもしばしばです。
五月も2週目になりました。今日のお昼休みの聖堂も、世界平和のために祈る生徒の声が響き渡ることでしょう。




posted by 鹿児島純心女子中学・高等学校 校長 at 13:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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